ねこぢゃらし

ねこぢゃらし

「さすがパピヨンね、無事で良かったわ」
「レオの方もうまくいってればいいんだけど」
 盛大にホコリまみれになったパピヨンの肩の辺りを払いながらレッドがつぶやいた。

「アイツのことだから、またまっすぐどっか行ってなきゃいいんだけどな」
「…宿の天井をぶち抜いてなければいいよ。次にあんなことになったら俺は…あぁでもみんなはここにいるから…」
「なるほどじゃ、それは心配ですねじゃ」
 一瞬レッドから湧き上がった黒いオーラを意に介さないあたり、カレー玉子はまだまだのようだ。
「大丈夫よ、レオは絶対に何とかするから」
 そんなことを言いながら歩いていると前方に空に溶け込みそうなすらりと伸びる人影が見えた。
「噂をすれば影ってのもオヤクソクなのね。○○賢人もいいこと言うわ」 →36へ
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