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Archive: 2004年10月  1/1

小話:ドナドナ 【イチゾロ戦隊ゾロッター】 …おじゃっく

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 バタバタという騒々しい足音とともに己の部屋へと現れた客人に、レオノールは右の眉をわずかに上げた。誰かが勢いよく駆け込んでくることに驚いたのではない。そのような訪れ方をしそうにない人物であったからである。 ラグの上にゆったりと座りながら動じることなく楽器の手入れをしていたレオノールにむかって、上気した頬、荒い息を整える暇さえ惜しんでその青年は哀願した。「頼むっ、かくまってくれっ」「それはかまわんが...

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